グングルパーニャ

明日の今ごろには ぼくはここにいないだろう
グングルパーニャへと 旅立つだろう
きみと過ごした この町にはもうなにもない
ましてや未練だって これっぽっちもない

思えばぼくはどれほどの 嘘や過ちを繰り返し
どれだけの人を傷つけたのだろう
そうやって歩いてきた道を ぼくは否定することもできない
否定する権利などそもそもない だから

グングルパーニャの国で 待ってるよ
あるかどうかも定かじゃないけれど
グングルパーニャの国で 待ってるよ
例えきみが来なかったとしても

明日の物語は 誰にも描けない
本当のことは誰も知らない
いや知ってるのかもしれない ただ口に出さないだけなのかもしれない
グングルパーニャを見るまでは

きっとそれは温かいスープのような日溜まりと
小鳥たちの歌に包まれた
争い事なんてまるでない あっても後腐れなんてほとんどない
本当の自分と出会える場所 なのさ

グングルパーニャを込めて 笑おうよ
独りぼっちのぼっちを讃えて
グングルパーニャをこめて 笑おうよ
いつか挙って会える日がくるから

眠れない夜が続いたなら それが旅立ちの合図だよと
誰に言われたわけじゃないけれど
寂しいことなんてなにもない 延いては悲しいわけなんかじゃない
はぐれた渡り鳥と目が合っただけ よのさ

グングルパーニャなノリで 踊ろうよ
中途半端の半端の部分で
グングルパーニャなノリで 踊ろうよ
星たちのお喋りがやまない夜に

グングルパーニャの国で 待ってるよ
あるかどうかも定かじゃないけれど
グングルパーニャの国で 待ってるよ
例えきみが来なかったとしても
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