落葉樹

くもりのち晴れの陽ざしを受け
君の顔が 明るくなったね
きのうまでの いたみを忘れさせる
目の前には 愛する人が立っている

口には出さずに 伝わるものがあれば
黙ったままで 君を だきしめてる
誰かを愛せるところで 生きていれば
感じた世界は すべて 君のもの

恐れと 不安が
忘れた頃に 訪れても
涙のあとには
君と同じことばが残るはず

落陽の光をあびて君は
昨日よりも 美しい顔だよ
今までのいたみを 忘れさせる
目の前には 愛せる人が立っている
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