いとしあの星

馬車が行く行く 夕風に
青い柳に ささやいて
いとしこの身は どこまでも
きめた心は かわりゃせぬ

暗いランプの 灯のかげで
たより書くのも なつかしや
いとし返事は なんと来る
母も行くよと くるかしら

ロバの鳴くのに 起こされて
窓を開ければ 朝の星
いとしあの星 あの瞳
今日の占い 何と出る

夢で見た見た いつかの夜
夢で話した その人は
骨も命も この土地に
みんな埋めよと 笑い顔
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