6ヶ月の遅刻~マリナ・デル・レイ~

待たせてばかりいた恋だった
僕がどれ程遅刻をしても
いつも笑顔で 来てくれてありがとうと言ったね
約束だから待つ訳じゃない
もしも会いたくて来てくれるなら
いつまでもと言いかけて 窓の外を見た君の横顔
マリナ・デル・レイ 穏やかな午后の陽射し
鴎の影がゆるやかな
曲線を描いてテーブルを横切る
マリナ・デル・レイ 君の好きだった
ストロベリイ・マルガリータのストローで咲いた
名も知らぬ紅い花
愛し方も傷つく心も
二人とても似すぎてた だから
あんなに晴れた午后に別れたのだった

久し振りに訪ねたこの店で
あの頃の様に過ごしてみた
ライト・ビールにポテト・スキンのピザに思い出ソース
窓の外に揺れるクルーザー
水彩の様な空と海の色
息をとめてそっと振りむけば ふいに君がそこに居た

マリナ・デル・レイ 後ろ姿で君とすぐに気づいた
別れた日と同じ白いカチューシャ
マリナ・デル・レイ 君の好きだった
ストロベリイ・マルガリータのストローに咲いた
なつかしい紅い花
約束をしてた時の様に
いつもの笑顔で振り返って
君は小さな声で おかえりと言った
どうやら僕は半年も遅刻をした
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