街角

醒めた目つきの午後の音
乾いた時計の囁きごと
とべない羽根を縫いあわせても
試みてもすでにあの人は居ない
今日からあるく道をかえてみよう
私の知らない街があるはず

昼下がりの眩しさは
私の顔をただてらすだけ
ふるえる指でダイヤルまわし
誰もでない話をしてみる
今日からあるく道をかえてみよう
私の知らない人がいるはず
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