流転の詩

若い男に 惚れたら駄目と
貢ぐ気持に なったら駄目と
あれほどみんなに いわれていたのに
あなたは こうしてここにいる
私にもたれて ここにいる

馬鹿な女と いわれる前に
そっとどこかへ 流れて行くわ
やっぱり裸に むかれてしまって
私は手荷物 一つだけ
涙のたまった 一つだけ

風のうわさは よくないうわさ
死んだ話しも 一つや二つ
時々お酒の さかなにされてる
だけども 私は生きている
流転の巷で 生きている
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