「またね…。」

またね…

あなたの瞳がとても
とても綺麗だったのは
大好きな人が
虹を渡って
迎えに来てくれる
夢を見ていたから

あなたの髪がとても
とてもいい匂いだったのは
無邪気な心で
風と戯れてる
幼子のように
ぐっすり眠っていたから

やさしい想い出が雪に変わる
うれしくって さみしくって

あなたの声が今も
今も聴こえてくるのは
無償の愛を持って
となりに座って
「がんばろう」って言って
一緒に泣いてくれたから

「またね」って手を振りながら
微笑んだあなたの肩に
降り積もる雪の華を溶かせる
暖かな涙が
胸の奥にまだ「あるんだ」って
もう一度 もう一度だけ
信じてみるから
またね…
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