口紅えれじい

生まれた星が 悪いのか
すねてるあたしが 悪いのか
いのちまでもと 溺れた恋も
みんなみんな陽炎 水の泡沫

つくせるかぎり つくしても
おんなのしあわせ なぜうすい
化粧おとした 目尻に二つ
取って取って捨てたい 泣きぼくろ

信じることの むなしさを
知らずにいた日が なつかしい
想いだすまい 昔のことは
どうせどうせ夜空の 遠花火

淋しさだけで 抱かれても
心は通わぬ 仮の宿
なんでおんなに おんなになんか
生んで生んでくれたの お母さん
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