涙のかわりに

悲しくて 見つめると 空は青く
砂浜に 引き潮の波が寄せる

あんなに辛い恋をしたのに
別れた場所に 一人たたずみ
君への愛 抱きしめる

涙の向こうに 揺れてた夏の海
淋しさだけが 光ってた
涙のかわりに 溢れたときめきを
信じていたい もう一度 愛したい

さよならの 理由(わけ)さえも 今は遠く
心には 夏の日の 君がいるよ

波打ち際で ふと立ち止まり
振り向きながら 腕を伸ばした
忘れないでと つぶやいて

涙の向こうに 揺れてた夏の海
かわいた風が 吹き抜けた
涙のかわりに 溢れたときめきを
信じていたい きっと君を忘れない

夏がくれた 二人の夢が 風の中で舞っているよ
笑う顔も 細い指も 別の人に戻る君も
胸の中の秘密さえも どんな君も愛しかった

涙の向こうに 揺れてた夏の海
淋しさだけが 光ってた
涙のかわりに 溢れたときめきを
信じていたい もう一度 愛したい
×