背中からI love you

唇で乾いてく 夏のシェリーのようさ
西風が吹くまでの 束の間の恋でいいと
ささやきで口づけて 切なさを教えたね

髪を右手で束ね 白いうなじの細さ
真夏が忘れかけた 愛にどこか似てるね
振り向かないでくれよ
このままが好きだから

生命まで酔わせてよ
もう一度抱きしめて
走り過ぎる時間を 肌に止めてくれないか

Oh baby baby baby
深入りなら危険よと
そっと眼差し交(から)めて
妖し気な罠張るよ

Oh baby baby baby
火傷(やけど)しそうな恋だけが
夏の生きてる証しと
耳を噛んでささやく

夜の闇 まぎれて
背中から抱きしめ I love you

胸にその頬当てて
遠い幻(ゆめ)をみたまま
潮騒に消えそうな
俺を煽るつぶやき
月の蒼い雫が
君の髪染めてるよ

淋しさで酔わせるね
ときめきに擦り替わり
愛してると聴いても
風が答えるだけだよ

Oh baby baby baby
赤く光る指先で君は
グラスを弾いて サヨナラを告げるのか

Oh baby baby baby
聞き訳ない男だよ俺は
素敵な悪魔(エロス)の
虜になりたいのさ

夜の闇 まぎれて
背中から愛してやるさ

Oh baby baby baby
深入りなら危険よと
そっと眼差し交(から)めて
妖し気な罠張るよ
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