テレマカシ・バニャ

少し歩こうよ ジャラン ジャラン
小川のわきの道を
蒸せかえる 夏の午後

サロンを巻いた 君は時々
振り返っては ほほえむ
その仕草 まるでレゴンダンス

しなやかな 君の動きが
宇宙へと 広がってく
美しい 君はバリニーズ

市場で買った果物達
ほおばれば 遠くから
ガムランの音がする

緑の穂を 揺らす そよ風
夏雲と 虫の声
今はない 故里の景色

片時も 忘れないよ
やさしさを 見つけた夏
ありがとう テレマカシ・バニャ

幸せを 探さないよ
幸せと 気づいたから
ありがとう テレマカシ・バニャ

少し歩こうよ ジャラン ジャラン
ゆっくり 今を生きる
そんな僕で いられる ウブドゥ
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