思い出以上

ねえ そんな瞳で
遠く見つめないで
海の向こうに
明日はないのに…

なぜ あの三日月は
涙 流さないの?
夜が明ければ
あなたはいない

波打ち際の2人は
藻屑になる
寄り添う足跡が消えて
取り残された
この愛しさ

抱いて
まだ 好きだと言って
まだ 好きだと嘘ついて
最後に もう一度
ひと夏のダイアリー
まだ そばにいたくて
まだ 離れられない
胸の奥の微熱は
思い出以上

もう 明るくなるわ
東のホライズン
星の破片が
キラキラ浮かんだ

そう もっと冷たく
サヨナラ 言われたら
帰る道さえ
1人になれた
やさしくされた分だけ
割り切れない
このまま 時間が止まって
永遠まで
夢を見たい

今も
まだ 好きだと言って
まだ 出逢った日のように
お願い
キスをして
唇にリグレット
まだ つながりたくて
まだ 忘れられない
腕の中の居心地
思い出以上

すべて 幻
振り向くなんて
私らしくないわ
まだ 別れたくない
まだ 別れられない
愛してるのは
思い出以上

まだ 好きだと言って
まだ 好きだと嘘ついて
最後に もう一度
ひと夏のダイアリー
まだ そばにいたくて
まだ 離れられない
胸の奥の微熱は
思い出以上
言えなかったわがまま
思い出以上
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