君は…

何故か悲しくて 君を抱きしめれば
君までが涙ぐみ 肩をふるわせ
あの頃ふたりは 愛の意味さえ知らず
ただいつもそばにいて 同じ夢を見た
たまに 腕を組んで 街を歩くことも
君のはじゃぐ姿 無邪気な笑顔に
このままで 君は幸せだろうか

仕事終えたなら すぐに君の待つ
駅前の喫茶店 君がレジを打つ
タバコくすねたと 君が差し出すから
「バカヤロ」と叱るけど 声にならなくて
空に指をさせば 星はにじんでいた
ふたり肩を寄せた 伝わるぬくもり
このままで君は 幸せだろうか

せまい部屋の中で 君をさがした夜
ドアを叩いたのは きっと 君だろ
このままで君は 幸せになる
このままで君は 幸せになる
幸せになる
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