ボーダー・ライン

港の屋台で 冷や酒をあび
白々明けたら 今日にサヨナラ
車を拾って 行き先を告げ
シートに深々 身体を沈め
疲れた顔して タバコをくわえて
吐き出す煙に 苦笑い浮かべ

姿を映した ルームミラーに
若さが足りない 失くしかけてる
まぶしくつきさす 陽差しは痛い
そろそろ おしまい こんな毎日
灰皿捜して タバコを消しても
消えない あの日の 私が愛しい

戻れるものなら 戻ってみたいね
ここまできたなら このままでいいね
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