八瀬の白梅

いまも心に 咲いてる花は
おまえひとりと 言われてみたい
あれから三年 雨・雨 にわか雨
八瀬(やせ)は遣(や)らずの 山里しぐれ...
みれんでしょうか みれんです
おんな一輪 白梅の宿

誰も男は 夢追い人で
恋は二番目(にばん)と 微笑(わら)ったあなた
面影ぬらして 雨・雨 なみだ雨
八瀬の高野川(たかの)は おもいでばかり...
尽くしきれずに 馬鹿でした
こころさめざめ 白梅の宿

俺が死んでも 泣いたりするな
凛と生きろと 叱って欲しい
逢わせてあなたに 雨・雨 ねがい雨
八瀬も春です うぐいす啼(な)けば...
他人じゃないと 信じたい
ひとり明日(あす)待つ 白梅の宿
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