旅的途上

春はあざやか菜の花畑で
雲などながめコップ酒
夏は星降る浜辺に手まくら
波を相手に旅の酒
人恋しさに飲んだ酒が
なお人恋しくさせる
年がら年中恋焦がれ
人生旅的途上

秋はすれちがううしろ姿に
面影しのび手酌酒
冬は暮れゆく空の彼方よ
鳥は南へ俺は北へ
あこがれ求めさまよう胸の
燃える想いを伝えん
たどり着くやら着けぬやら
人生旅的途上

人恋しさに飲んだ酒が
なお人恋しくさせる
年がら年中恋焦がれ
人生旅的途上

たどり着くら着けぬやら
人生旅的途上
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