EYES

寂しくなるんだ、電話を切ると。
もう僕から君がこぼれていく。
さっきまでまだ、なみなみといた、君のイメージ減らしたくないのに。

恥ずかしくなるんだ、電話を切ると。
からっぽの映画館の様でさ。
僕だけがまだ、ロマンチックなシーンを一人流し続けている。

「変わらない」
誓い合っても怖い理由はただ、人間関係が下手な僕。

ずっと君に、大声で叫びたいことがあって。
星の高い夜空の下、君と出逢えて良かった。

俯いちゃうんだ、言葉が出ない。
不安が期待を超えるってこと。
上手くいってる?
ただ確認したい。
いつも君から自信を得るんだ。

「ぶれない」
指切りしても怖い理由はただ、君との距離を掴めない僕。

ずっと君は、僕の事を見守ってくれていて。
星と高い想いの僕、君がもっと好きになる。

ほんとは君も怖かったって、すれ違いばかり。
お互い様、と小さく唇を動かす、でも...

ずっと君は、僕の事を好きでいてくれて。
星と高い背伸びの僕、君にくちづけ。

ずっと君に、大声で叫びたいことがあって。
星の高い夜空の上、景色を見ながら伝えるね。

乱視の僕には、星が二つに見えている。
ねえ、君はそれを一つに見て、僕らに重ねる。
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