FISH

水鏡に映ったこの姿が
孤独とプライドを抱え浮かんでた
「何かを超えたい、その先を見たい」
凛とした背中がざわついた

浮かんだ傷と 沈んだ吐息
掴む意識の波を走らせる

水色に広がる景色
心に舟を浮かべて
そのままただ進んでく
向こう側を知りたいから

振り切る針に追われ「今日」を探す
諦めようとした「今日」も重ねてきた
点と点を結んだ線の先に
なりたい自分を繋いできた

こぼれる滴 瞼で止めた
この水鏡滲まぬように

金色に輝く景色
この眼で確かめたくて
幻では終われない
その色見てみたいから

夢に問われて 夢に答える
祈りは全てこの手の中に

金色に輝く景色
心に明日を浮かべて
幻では終われない
その色見てみたいから

何かを超えた瞬間
その先を見た瞬間
空に舞うトビウオになり
世界を飛び回るの
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