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静かに暮れてゆく 都会(まち)を歩きながら
君はいまなにを想う 流れる雲を見上げて

さざめくターミナル 行き交う人の浪
なにもかも移り変わり 幸せの形も変わる

夢のいくつかは 手に入れたはずなのに
眠りに落ちてゆく 闇のなかで
ふと感じる 不安がある

どこまでゆくのだろう 何を残すのだろう
ひとつだけ誇れるものを 胸に抱いてゆけばいい

長い道程(みちのり)の いまはまだ途中
誰にも明かせない 悩みさえも いつか遠い 思い出に

寒い夜ほど 暗い夜ほど
星座は 光を増してゆく

今日も同じように あの人が待っている
変わらないこの一日が ずっと未来へつづいてる

見慣れた街路樹が 春に染まってゆく
風のなか声をあげて 家路を急ぐ子供たち
君もまた時計を見て いつものバスに乗り込む
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