色づく街に

顔をあげて 声を聞かせて
ありのままの姿で僕のことを見てよ
涙を見せて ヒールを脱いで
髪をかき上げ無理に笑わなくていいよ

雨が止んだね 洗われた街
いつも通るあの道を歩いてみないか
嫌な人とか 大切な人とか
言えないこと 全部こっそり教えてほしい

夕闇が迫る横断歩道で
さりげなく君の手を握った
君の涙は僕の勇気

萎えた花はつぼみのままで
誰にも気づかれることなく泣いていたの

はじめの一歩から だんだん見えてくる
鉛筆で描いたような街並みが
いつか色づく そして動き出す

僕が守る 君を守る
傷ついた夢や腕や絆も全て
裸足になろう 心の底に
しぼんだままのつぼみ 咲き誇るまで

僕が守る 君を守る
ウソをついてもいいよ信じてあげる
居場所を探そう 僕は後方で
いつまでも 君の背中支えてあげる

顔をあげて 声を聞かせて
ありのままの姿で 僕のことを見てよ
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