ポケットの中の想い出

俺のギターに合わせては ふたりで歌ったあの歌を
耳にするたびあふれだす 君の笑顔と歌声
大事なものを失って 若さを凶器と言い訳に
愛するあまりに傷つけた それが青春というヤツか
元気でいるのか幸せか いまさら確かめられないけれど…

胸のポケットの奥深く 折りたたんだ想い出よ
開くことはないけれど 捨てられず 忘れられず
裸電球に照らされた 大切な温もりと共に

不意に別れはやって来て 二人で暮らしたあの部屋で
現在も彷徨い続けてる 君の面影探して
大事なものが見えなくて 若さは時には残酷で
ないものねだりの愚かさよ それが青春の足跡か

可愛いえくぼはそのままか いまさら確かめられないけれど…

胸のポケットの奥深く 折りたたんだ想い出よ
開くことはないけれど 色褪せず 口に出せず
徳用マッチと缶ピース なつかしい匂いと共に

胸のポケットの奥深く 折りたたんだ想い出よ
開くことはないけれど 捨てられず 忘れられず
徳用マッチと缶ピース なつかしい匂いと共に
×