煙と汽笛と僕の夢

せつなくてせつなくて
真昼の丘に登ったら
汽笛が遠くで笑ってた
もくもくもくもく煙が登る
天までのぼる煙の中に
あの娘の顔がうかんでた

せつなくてせつなくて
夜のホームにたたずめば
汽笛が寒さにふるえてた
もくもくもくもく煙が登る
暗くひろがる煙の中で
あの娘の瞳が光ってた

せつなくてせつなくて
「ばかやろー」ってどなったら
汽笛も負けずにどなってた
もくもくもくもく煙が登る
沈む夕陽に煙が燃えて
俺らの夢が消えてった

もくもくもくもく煙が登る
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