カタチあるもの

カタチあるもの いつか壊れてしまうときが来るのなら
見えない二人の想いだけは壊さないでいてほしい

君も見ているの? この遠い星を
家を出ても思い出通りすぎる
夕闇の街角に残り火灯る
いろんな苛立ちを君のせいにした

どんなに強がっていても 人は結局
人を求めてしまうんだね
おちる粉雪 頬につたう涙の数ほど
君に 急に逢いたくなった

カタチあるもの いつか壊れてしまうときが来るのなら
見えない二人の想いだけは壊さないでいてほしい

君と離れてからコンビニ生活 味気ない日々
また冷たい夕食 無言の月が心を見透かしている
偶然みたいにまた逢えたらいいな

ただ抱きしめあって 些細な事でケンカして
朝になれば元どおり
誰よりも 君の傍にいること なによりそれが
僕の幸せだったんだ…

カタチあるもの いつか壊れてしまうときがきたとしても
あの日 二人の約束だけはずっとこの手の中に

毎日長電話して 肌寒い夜も
あったかい未来話したね 眩しい夢のかけら

今は寂しい時さえ 近くにはいれない
「となりにいてほしい…」と あの日の声が胸に響く

カタチあるもの いつか壊れてしまうときがくるのなら
見えない二人の想いだけは壊さないでいてほしい…
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