レイン

視界をさえぎる雨音
また今日が来てしまった
重たい身体を起こし
いつものアタシを身につける

満たされない思いを抱えてうずくまる
雨宿りしようか少し疲れてしまったから

やがて朽ちていくこの身を
容赦なく叩くこの雨に
許しを乞うとて何しても
何も変わりやしないのに

灰皿から昇る煙の向こうで
幼い子供がスタートを切る
ああ あんな子でさえアタシを
追い越して行く

満たされない思いをどこへやろうか
一人きりでは少し重たすぎるから

やがて朽ちていくこの身を
容赦なく叩くこの雨に
許しを乞うとて何しても
何も変わりやしないのに

自分を責めて
ひたすら責めて
もう十分傷付いたでしょう

やがて朽ちていくこの身を
容赦なく叩くこの雨に
許しを乞うとて何しても
何も変わりやしないのに

何も変わりやしないのに
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