死ぬまで忘れへん

鉛色のこの街は なぜか黄昏がきれい
二人飽きずに 見下ろしていた 景色も今日は哀しい

あんたを乗せたひかりは もう東京に着く頃
恨んでないよ 泣いた数より 幸せだったから

きっと死ぬまで 忘れへん しょうもない男やったけど
子供みたいな あんたを 自分より愛してた

行きなよ 行きなよ 夢だけ追いかけて

必ず迎えに来ると きつくわたし抱きしめた
切ないけれど それがあんたの 最初で最後の嘘ね

いつかはこんな別れが 来るような気がしてたよ
灯りゆらめく 夜の片隅 出会ったあの日から

ずっとあんたを 忘れへん わがままな男やったけど
正直すぎる瞳を 誰よりも愛してた

行きなよ 行きなよ 後ろは気にせずに

きっと死ぬまで 忘れへん しょうもない男やったけど
子供みたいなあんたを 自分より愛してた

行きなよ 行きなよ 夢だけ追いかけて
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