precious memories

反射してる窓の向こう
君の住む町を 電車に揺られながら
通りすぎるまでずーっと眺めていた

どこまでも続いている
この灰色の空を見上げていると
なんだかもう 二度と会えないような気がして

通りすぎて行く景色がサーッと一瞬でまた
過去へと変わってゆく
大切な時間はあっというまに過ぎて
気づけば懐かしい
my precious memories

周りと上手く付き合えない孤独や不安を
いつも君がさりげなくそっと
半分抱えてくれてたね

あの頃二人口癖のように
何度も「楽しい?」つて確かめあってた
こんな穏やかな毎日がずっとずっと続いてゆく…
そう信じていた

限りある時の中で
いったい人はどれだけの恋(キセキ)に
出会えることができるのだろう
そして見送れるのだろう

本当はずっとずっと離れたくなかったよ
ずっとずっと一緒にいたかった
ねぇ君は今幸せに暮らしていますか?
どうか幸せでいて…

通りすぎてゆく季節の中で
今よりももっと強い自分になれたら
いつかまた自然にあの頃のように
笑って話せる時がきっとくるよね

色褪せることない
一度きりの かけがえのない
my precious memories
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