年下のあのコ

空から白い綿雪が
落ちてきた 土曜日の放課後に
ポストに ポツリ届いてた
年下のあのコから Love Letter.
半分だけ ときめいて
半分だけ とまどって
ブルーの文字 みつめているだけよ
言葉つかまらない

返事を書くつもりの ペンで
びんせんに いたずら書きしてると
すこしだけ おかしくて
すこしだけ 泣きそうよ
困った顔みせたら どうするの?
いじわるしたくなる

話したことないのに
「愛してる」なんて せっかちね
すこしずつ 積ったら
すこしずつ 溶けてゆく
そうよ愛は静かに 満ちてゆく
雪のようなもの

半分だけ ときめいて
半分だけ とまどって
頬杖つき窓からながめてる
白くかわる街を
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