CRYING SKY

空がやけに泣いてる
─孤独─ 霞む意識に
響いている言葉が激しく
この心を引き裂く

呼吸(いき)が出来ないくらい
疲れきったこの身体(からだ)
剥がされてく感情の雫が
掌へと落ちた

嗚呼‥果てのない世界
ずっと ずっと 彷徨っている
今は少しだけ 時間を止めて
この雨に濡れていたい

いつか見た夢の中
泣いていた少年は
凍えそうな両手を合わせて
祈るように眠った

嗚呼‥目を閉じて手繰(たぐ)る
深く 深く 沈めた記憶
弱い自分から 逃げようとして
心がきしんだあの日

嗚呼‥今よりもずっと
高く 高く 空を飛びたい
今は少しだけ 羽根を休めて
この雨に濡れていたい
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