面影

サヨナラを躊躇もなく
投げつけて夢追った日々
自惚れた僕は
愛を守る勇気を 臆病と呼んだ

なつかしいふたりの街
拒むような 雨にうたれ
わすれられないんだ…
恋しい思いに負けて 僕は来た

あなたも愛も置き去りに
この街を捨てたあの日に
もどれるはずはないけれど
あぁ…逢いたい

愛しい人…それは陽だまり
愛しい人…それは痛み
そう誰でもない
あなたがいない場所に
夢はない…

生き急ぐ季節だった
ふり向いた覚えがない
あの日ふりかえれば
あなたがかくす涙も…見えたのに

シアワセでいて欲しかったり
待ってていて欲しかったり
傷つけたのは僕だけで
どうかいて欲しい…

夢では
あなたを
抱けない

あなたを僕は置き去りに
この街に捨てた最愛
わすれることなど出来ない
あぁ…あなたを

太陽を隠すような
あの雲を切り裂きたい
そしてもう一度
僕の胸の陽だまり
抱きしめよう…
きっと…はなさない
×