サクラノート

今日もまた降り積もる
砂利道 桜の色
風が吹いて覗いた この道から

一歩も動けないよ....

同じ さよなら色に
重ねたきみの姿
自分への言い訳と
幾つもの嘘

なくしたものばかり見てるのかなぁ

欲しかった「自由」や「やり直す場所」はここにあるから
前を向けばいい

さくら ひらり ひらり
夢に きみの隣
逃げられない痛み 揺らす想い
時に ゆらり ゆらり
流されてく先は さよならの向こう
それは始まり

バスの窓に流れる 幾つもの横顔に
きみを探さなくなって気付くことは

忘れてしまう弱さ
そして強さ

ちぎりとったノートに散らかる想いは
片付く場所もなかった筈なのに

花が 散りては舞い
どこかで土になり
新しい温もりへ続くように
さよならの向こうで
きみがくれた
同じ優しさをまた
伝えられるかな

ずっと忘れない そんなのは嘘
都合のいい言葉なんてない
花散らしの雨
にじむ景色が きみを
映さなくなっても

夢に ひらり ひらり
落ちて きみの隣
焼き付いた笑顔 揺らすこの想い
時に ゆらり ゆらり
流されて 昨日の痛み覗かせる
まだこわいけど

今日は始まる
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