花あかり ソロバージョン

待たせるだけで あの日から
いくつの季節が 流れたろ
夜が寒いと 花冷えの
肩があまえる めぐり逢い

思えば長い 冬の日も
色づきそだてた 夢ひとつ
逢いたかったと すがりつく
しだれ桜の 花あかり

あふれる愛を そそぐよ
空ければグラスに 充たす酒
酔って怨みを こめた目が
胸にせつない 花の宿

吐息もからむ 襟あしに
花びらふたつの こぼれ紅
恋に生きたい 死にたいと
むせぶおぼろ夜 雨になる
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