トビラ

教室の隅で 窓の外を見て
今日もため息で過ごす昼休み
進めない自分の 進まない弱さを
何かのせいにしたくて 「扉」なんて呼んで

いつも
大げさな夢や希望は持って
小さな今の自分は震えてる

扉が開かないならいっそのこと
蹴破ってしまおうよ
そこで待っているだけじゃ
太陽は同じ明日を連れてくる

雪降る様な空 少し寒い風
コートの中まで積もったため息
何も始まらない 今日を憂うだけじゃ
「つまらないな」なんて 言える権利ないよ

いつも
大げさな位に笑って
小さな自分自身を守ってる

扉が開かないならいっそのこと
蹴破ってしまおうよ
今なら出来るはずだよ
でも 破片で怪我したらごめんね

教室の隅で 窓の外を見て
新しい太陽が見えた昼休み

扉に向けて走り出した
とりたての若葉マークで
両肩に力を入れて狭い視野の先、
一点突破だ
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