野蛮な憂鬱

愛してるから
もう二度と 逢えないわ
人さらいのマントじみた
霧の中に消えてゆくの
キスをして叱らないで… 月に濡れる

いつもこうなの
恋人は 優しいの
星の浮かぶ海で泳ぎ
猫の眠るベッド滑り
詩の様な私生活を綴ると

なぜか急に憂鬱になる
病気なの
わざとあなた怒らせたり甘えたり
鏡映す倖せすぎる横顔が 嫌になる
胸の奥に 手に負えない
獣達がいるみたい

嘘じゃないのよ
続けると 失うわ
舞踏会で燃えた薔薇も
中華街で明けた朝も
微笑んで別れるなら宝石

いつも不意に襲ってくる
頭痛なの
大事にした絹のドレス破いてる
あなたのため着飾っていた週末が 憎くなる
胸の森で天(あま)の邪鬼(じゃく)の
獣達が騒いでる

星の浮かぶ海で泳ぎ
猫の眠るベッド滑り
詩の様な私生活を綴ると

なぜか急に憂鬱になる
病気なの
わざとあなた怒らせたり甘えたり
鏡映す倖せすぎる横顔が 嫌になる
胸の奥に 手に負えない
獣達がいるみたい
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