東京夜曲

花の命の 短さよ
ましてや恋の 儚なさや
幸多かれと 手を合わせ
祈りし頃も 走馬灯

熱き心は 男ゆえ
背中向けるも あなたゆえ
昭和が見える 歩道橋
わたしを置いて どこ行った

葉書一枚 何故くれぬ
待てども悲し メロドラマ
布団の中の すきま風
寝巻きも淋し 四畳半

逢いにいきたい お母様
お元気ですか お父様
結婚したと 嘘をつき
暮らすはひとり 高円寺
今でもひとり 高円寺
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