自由

しだれ桜の見頃は 五月
散る花びらの下 君がつぶやいた
弟が 夢に疲れ果て
帰って来たのが うれしいみたいさ

変わらないのは あの山と川
今日までかたくなに 目をそむけていた
なつかしさという メランコリィー
受け入れた僕は どう見えるのだろう 君に

ああ 自由 求め 自由 追いかけ
ああ 人は何を失うのか
僕は僕だと 言ってほしい

庭で育てた ハーブ・ティー入れて
子供たちと遊んでる 後ろ姿
困らせてばかり居た僕に
果たせない夢を託してるんだね 今も

ああ 自由 求め 自由 追いかけ
ああ 人は何を知るのだろう
もう帰れない夏がある
元気でと言ってくれた 夏が来る
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