つくりごと

きみを見てると
自分がもう一人いるみたい
少しはなごえの所とか 無理してはしゃぐとこ

ふとよぎる横顔 パーティーの真ん中
どこかにいるかも なんて姿探す真夜中

これは つくりごと
きみの街のなかに迷い込みたいな
ゆめみがち 静かにため息
もう少し進めなきゃ そして目を覚ます

ふたりはまるでまほうの解けないミツバチで

どうしてこんなに 遠く遠くはなれているんだろう
今すぐ会いに行きたいのに 今はまだ出来ないの

ぼくの勝手な つくりごと
きみの手を強く握りしめたいな
ゆめみがち 静かにため息
あーあ そして夜が明ける

もしかすると これはいつものわるいパターン
もしかすると 全部ただの思い込みで
ほんとのきみを知らないのに どうして好きと言えるの?

ああそうだ その前に ずっとずっと置いてこれなかった
思い出にさようならを 言わなくちゃ 前に進めない

これは つくりごと
きみの住む世界に迷い込めたなら
ゆめみがち 静かにため息
あーあ そして朝がくる
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