ふたり with おおはた雄一

話そうとした 夢のつづき
端から すっと 消えてった

あなたは 困った顔をして
わたしも 困った顔をした

気の早いあなた コートを脱ぎ
桜のつぼみを 眺めてる
春が芽咲き 冬は行き
ふたりは 手をつなぎ あるく

あぁ こうやって
あなたと いる事が とても 嬉しい
おおきな なにかを 信じたくなるほど
わたしは いるべき ところにいるの

100年に 一度の 大波が
ふたりのところにも きたらしい

もろいようで 強いもの
ふたりは 抱き合って 眠る

あぁ こうやって
あなたと 呼ぶことが とても 嬉しい
おおきな なにかを 信じたくなるほど
わたしは いるべき 人といるの

あぁ、あなたがいなかったら
わたしは 寂しくなることさえ できない
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