海の向こうに行った人

窓から舞い込む風は
ちいさな花びらを
巻き込んで そっと運ぶよ
私の手の中 つつんでる
暖かい夢

指折り数えていたの
最後の日のように
ふたりには まだ何も
確かなものは ないけれど
静かな決心を

声には出せない ありがとうと悲しみで
泣いてしまっても きらきらの笑顔で

これはあなたの旅立ちの誓い
何度も手を振る
春の風が背中をぎゅっと押してくれる
きっとこの出会いに 大切な意味があるなら
またいつかどこかで 会えるの だからお別れ

いつの間にか花びらも
すっかりなくなって
思い出だけが 取り残されて
迷い始めるの

ふたりで作った 幸せな日々のうたは
色あせないから きらきらの笑顔で

これは私の旅立ちの誓い
自分で決めたの 懐かしい声 背中をそっと押してくれる
どうもありがとう 心から言えるよ
たくさんの笑顔に ふたり出会えるように

これはふたりの旅立ちの誓い
何度も手を振る
朝のひかり 迷う手をそっとひいてくれた
きっとこの出会いに 大切な意味があるなら
またいつかどこかで 会えるの 会えるの
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