夢一夜

夢一夜 吐息だけ 足音に耳を澄ます
ちっぽけな俺がいた

まだ見ぬ明日を語り合ってた
おまえは今どの空の下?
知らず知らずに錆びてしまった
あの日の俺が苦笑いする

巡り合えるなら たどり着けたなら
忘れられるなら…その方がいい
“さよなら”を言えなくて 立ち尽くす雨の中
すり抜ける影のよう

夢一夜 吐息だけ 足音に耳を澄まし
眠れない夜をにらむ ちっぽけな俺がいた

どんなにこの手を伸ばしてみても
つかめない星もあるから

巡り合えるなら たどり着けたなら
忘れられるなら…その方がいい
あきらめてしまえずに 吹きすさぶ風の中
強がってみせようか

夢一夜 吐息だけ 足音に耳を澄まし
眠れない夜をにらむ ちっぽけな俺がいた

夢一夜 吐息だけ 足音に耳を澄ます
ちっぽけな俺がいた
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