水いらずの午後

水いらずの午後にきみは頬に涙つたえる
風も凪いでしまったのに吹き抜けるよ哀しみ
何故きみは愛のこと話すたびに
淋しい笑顔はぐらかすの
せめて今夜だけはきみと寄りそいたい
肌が寒い季節だから

熱い紅茶啜(すす)りながらきみの気持読みとる
雪のように舞う言葉に何をたくし話そう
何故愛は手にのせた雪のように
こんなにせつなく消えてしまう
せめて今夜だけはきみと寄りそいたい
肌が寒い季節だから
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