DAWN

名前なんて 始めからないような季節
君はいつも 弱虫の僕を笑った

表通り駆け出した あのころ僕らは
盗みだした宝物 持て余してた

眠らない声 夢みる心
明日はすぐそこにあった
君がいる世界 それが全てと
おおげさだけど そう思ってる

さよならを 言わないのは
“また逢う為のおまじない”だと
強がってた君の目に 朝焼けの街が映る

暗い夜のかくれんぼ 汗ばむ身体
君をぎゅっと抱きしめた まぶたの裏で

暗い夜に目が慣れて 知ってしまった
泣いてたんだ 君がほら 僕のかわりに

眠らない声 夢みる心
明日がこなければいいな
地図にない世界 ここが全てと
おおげさだけど そう思ってる

さよならを 言えなかった
つないで手さえ 離せなかった
張り付いたのどの奥 君の為だけの言葉

さよならは言わないんだろう?
“また逢う為のおまじない”だろう?
強がった僕の声 君の為だけの言葉
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