放課後

授業中も よそ見して 貴方をみてた
何もかもが 耳もとを 素通りするの
いつ頃から こうなのか わからないけど
あなただけに 逢いたくて 私は来るの

昼休み 校庭には 声がはずみ
友達も 誘うけれど 断わるの
ただ私は 貴方を 探すだけ

帰えり道も ぼんやりと 歩いて来たの
静かに降る 午後の雨 気づきもせずに
いつものあの 街角の 花屋の前で
雨にぬれて ひとりきり バスを待ってたの

さしかける 黒いかさに あなたがいる
ほほえみが まぶしい程
この胸に 今かかるの 七色の虹が
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