夕月白く

さよならばかりを見つめて来たの
悲しみにふるえるうしろ姿を

夜明けの橋は別れ橋
泣いては駄目だとささやく声を
きいた気がするどこか近くで

愛したばかりに悲しくなって
まごころを傷つけ誰も泣いてる

ふり向く坂は別れ坂
小さなともしびこころにともし
生きてほしいとそっとふり向く

さびしい思いは誰でも同じ
うつむいて歩けば先が見えない

日ぐれの道は別れ道
涙をふくのを忘れちゃ駄目と
いえば夕月白くほほえむ
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