夏を忘れた海

夏を忘れた海 カモメがとびかう
私はおぼえてるの
燃える太陽
胸の中で あの人を
愛しているのが たまらなくって
波のこないすきに 砂に書いた名前
今はふりかえる人もない

夏を忘れた海 カモメがとびかう
私はひとりぼっち
想い出のページ
熱い風に ざわめきが
貝に耳をあて 聞こえるの
くちづけさえしない 二人だったけれど
知り始めた青春の日を

広い海が 青い空が
若い明日を 教えてくれる
消しておくれ波よ あの人の名前を
知り始めた青春の日を
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