夏の終り

石だたみには 影がひとつだけ
肩をおとして うつむいて歩く

心を おもちゃにして
笑った ぼくだけど
今では遊びつかれ
静かに眠りたいよ 抱かれて

夏のなごりの 破れたキャンバス
青いえのぐで 君をかいたっけ

すぎてく時をとめて
昔にもどれたなら
その目の あついなみだ
ふるえる 小さな胸 抱きたい
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