裏町ごころ

あなただけよと すがって泣けば
苦労したねと この/眸をのぞく
雨よ 叩くな ネオンの街を
うしろ姿の しあわせばかり
拾いつづけた おんなです

涙まじりの お酒に酔って
思い出ちぎった むかしもあるわ
雨よ 流して こころの傷を
握りあう手の ぬくもりあれば
なにもいらない ほしくない

たとえちいさな 夢でもいいの
明日は咲きます 命のかぎり
雨よ かくして ふたりの夜を
泣いて涙が かれはてるまで
おんな心を 抱きしめて
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