夏色の夜

遠く聞こえる 祭り囃子
何故か懐かしい 夏色の夜
月の巡りを 走り抜けて
風に目覚める 思い出の日々

想い憧れて 大人になって
気付かずに置いて来た 広い空
戻れないと わかっていても
あの頃の僕は今 ここにいる

夢は遥かな おとぎ話
誰と遊んだ すすきの匂い
沈む夕日は 胸に宿り
笛の音色に きらきら光る

時を追いかけて 追いかけられて
泣きながら流れてく 茜雲
山は眠り 明かりは消え
何もない草原に 星は降る

想い憧れて 大人になって
気付かずに置いて来た 広い空
戻れないと わかっていても
あの頃の僕は今 ここにいる
あの頃の僕は今 ここにいる
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