降るプラチナ

ねぇ、私が生まれた時
パパはどんな気持ちがした?
遠くでおんなじ夕日を見ているの?
まぶしすぎて歩けない

突然の天気雨
世界中が反射する
歌いはじめるように

降るプラチナ
降るプラチナ
この胸に思いに降り注ぐ
まだ孤独を
まだ知らない頃に
こんな景色を予感していた

誰か触れて この背中に
探せるなら
羽のあとを
フイルムの夕日は銀の色
忘れていたやさしい日々

腕の中で目が覚めたあの朝に
ひきさかれた怖くて暗い夜に
降るプラチナ
降るプラチナ
ただ人を愛したいだけ

いつ会えるの?
いつ心に…
今 指が羽に触れた

降るプラチナ
降るプラチナ
この胸に思いに降り注ぐ
降るプラチナ
降るプラチナ
ふと薄くまばたきして
空を見上げた
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