青い涙の味がする

すすきが揺れる 遠いふるさとの町に
忘れ物を捜しに来たんだ
ホームに足を 降ろしただけでこうばしい
青い涙の味がする
仲間を呼んで騒いだ
酒など飲んで歌った
そしていまはみんなちりぢり
青春なんて言葉を
手のひらで握り潰してた
あの頃の僕たちさ

黙っていても 少しずつ年をとってく
体の中は思い出だらけ
久し振りに ふと合わせたアイツの顔が
可笑しいくらい老けていた
握手をしてもダメさ
頭を下げても無駄さ
心の距離を感じてしまう
青春なんて文字が
心の隅をつつく
傷口をまたつつく

慰めあった人も
別れを惜しんだ人も
今となってはみんなちりぢり
青春なんて言葉の
意味さえわからずに
あの頃は生きていた

青春なんて言葉を
手のひらで握り潰してた
あの頃の僕たちさ
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