少女

ひたすら前に向かって走ってた毎日 泥だらけの少女
キラキラ風にからんで光ってる洗濯物 春を吸い込んだ

怖いものなんてなくて 手のひらで強がりはフっと消えてった

小さな小さな不安なんて あとでいつだって悩めるから
まだ淡い春の中で始めればいい 今の場所から

右回り旋回する鳥の群れ 左に突き抜けてく電車
大空に向かってあくびをする真っ白い猫 長く伸びる影

大きく目を開いて 体中でうけとめて息を吸い込んだ

大きな大きな過去なんてあとでいつでって思い出して
まだ淡い春の中で 必要ないさ 言い訳なんて

潜んでる悪魔はどこにいるかな?
遥かなる大地で生きている私の中かな

小さな小さな不安なんて あとでいつだって悩めるから
まだ淡い春の中で始めればいい 今の場所から

大きな大きな過去なんてあとでいつでって思い出して
まだ淡い春の中で 必要ないさ 言い訳なんて
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